================================================================ ** Timidity SoundFont Extension ** written by Takashi Iwai patch level 1: April 2, 1997 ================================================================ * WHAT'S THIS? TiMidity++ に SoundFont 内のサンプルデータを使用できる機能を 追加するための拡張です。演奏用の音色ファイルとして、オリジナルの GUS patch に加え SoundFont も使用できるようになります。 SBK と SF2 いずれのフォーマットもサポートしています。 * USAGE 設定ファイルに、2つのコマンドが新たに追加されています。 使用するサウンドフォントファイルは、コンフィグファイルに soundfont sffile [order=number] と書くことで設定できます。最初のパラメータ (sffile) は、使用する ファイル名です。ファイル自体は全ての設定を読み込んだ後に読み込まれ、 SoundFont の内部情報 (sample data を除く) が TiMidity++ の内部情報に 変換されます。 次のパラメータは省略可能ですが、音色データを探す順番を設定します。 `order=0' のときは、まず SoundFont を読み込んで、その後に 足りない サンプルに付いては GUS patch から探します。 `order=1' のときは、GUS patch を読んだ後に SoundFont を読み込みます。 `font' コマンドは、サンプルの検索についての動作を設定します。 もし、SoundFont 内のあるサンプルが気に入らない、使いたくないときは、 そのサンプルを `exclude' サブコマンドで指定してください。 font exclude bank [preset [keynote]] 最初のパラメータは、使いたくないサンプルの MIDI bank number です。 その次はそのサンプルの MIDI program number です。ドラムサンプルに ついては、128 をバンク番号に指定した上で drumset を preset に、 任意のドラムサンプルのキー番号を keynote に指定してください。 preset および keynote は省略可能です。 任意のサンプル (あるいはバンク) について、`order' サブコマンドにより 検索順番を変えることができます。 font order number bank [preset [keynote]] 最初のパラメータは変更したいオーダー番号 (0 または 1) です。それ以降の 数値列は、上記の exclude コマンドと同様です。 * BUGS & TODO'S - 幾つかの bass drum にノイズが載る - modulation envelope のサポート - cut-off/resonance のサポート - chorus / reverb のサポート * CHANGES - pl.1 + ボリュームエンベロープの計算 + `font' コマンドの追加 + font-exclude コントロール [テキストの翻訳は長野大介 が行いました]